園芸を営む栽培施設としてサボテン、多肉植物に関してはもっとも費用が低額で済んでいるのかも知れません。一般的な園芸施設は大型で栽培面積を必要とします。それに反してサボテン、多肉植物を栽培するのであれば施設費用が掛からないです。サボテンに関しては説明します。サボテン全体の90%(実際にはそれ以上)は、種から蒔いて育てる実生栽培です。サボテンは、種を蒔いて2年ぐらい過ぎて親指より少し大きめぐらいです。他の園芸品種と比較して成長速度、成長する大きさ関しては最小と言えるでしょう。例として畳一畳の面積があったとして、そこでどれだけ栽培できるかと考えれば、約1,500ぐらいの栽培はできます（実生から2年を想定した場合い)。草花の苗物ですと200ポット（3寸ポット）ぐらいかな？。この関係からサボテンの栽培面積は小さいです。市販されている3間の間口で奥行き10間（30坪）もあれば、実生から育てれば、相当数の栽培が可能ともなります。暑さ対策としては、初夏の日差しが強くなった頃に20～30%遮光すること。寒さ