リトープスの植え替え
ようやく朝裕に涼しさが増して多肉植物植え替えができるようになってきました。
今日はリトープス(Lithops)の植え替え作業。種から一年経ったリトープス、大きさは3mm~5mm程度。ぎっしりと詰まった状態から少しづつ箸を使って指先ぐらいの大きさに分けて植え替えていきます。
一般的な多肉植物の増やし方は、挿し木が主ですが、このリトープスなどのメセン類と呼ばれる仲間は実生して育てることが多いです。リトープスの種は、サボテン、多肉植物の種をのなかでももっとも細かい種ともされています。
多肉植物のなかでも人気が高いエケベリアと比べると全く異なった姿の多肉植物です。少し馴染みにくいところがありますが、このリトープスが含まれるメセンの仲間には興味深い面があり、趣味として収集して育てる方も意外に多いです。
ただ、成長が遅く大きな株になるまでには年数がかかりますが、場所を取らないという利点もありますから何年も落ち着いて育てたい人には向いています。
リトープスの自生地は、南アフリカです。 参考——>コチラ
なんだか南アフリカというと暑いというイメージがありますが、そうでもないです。
気象の参考は—->コチラ
参考動画は—–>コチラ
以前にNHK BS放送でリトープスの自生地の様子が放送されました。かなり標高がある高原地帯で一面に青緑色したリトープスが一面に生息していました。そこでは、みぞれが降り、取材する人の服装は冬服で防寒。気温は定かではないですが、かなり低いと推測されます
リトープスが含まれるメセンの仲間は寒さに強いです。ここでも冬場にマイナス2~3度まで下がっても戸外のひさしの下であれば問題なく冬を越します。寒さにもっとも強い多肉植物だと言えます。
このリトープスを盛んに栽培していたのは長野県。
もしこのリトープスを栽培する栽培場所を選択できるならば、自分は梅雨がないとされる北海道を選びます。
ここ小牧市で実生をして栽培していますが、もっとも管理にに難しいのは高温多湿の期間です。この時期であれば種蒔き、植え替え、株分けは容易にできて管理しやすいです。自分の判断としては、このリトープスなどの部類は雨量がかなり少ない高山植物として考えていいと思います。動物に例えればペンギンを小牧市で飼育するイメージです。植物を理解するには、やはりそれが育った環境の把握をすることが大切です。
このリトープスは、よく生きた化石、生きた宝石とも呼ばれています。とても色合いカラフルで愛らしい側面を持ち合わせています。
参考画像——>コチラ
それぞれの表面の色合いは、それが育った環境の岩場の色に合わせています。表面が平べったいのは、それ自体が地面に隠れて育ちたいという習性があり、少し出す平らな表面は光合成を受け取りやすくするためだと考えられています。
リトープスは年間を通して成長期と休眠期に分かれます。これから桜が咲き終わる頃までは成長期です。だいたい六月以降の休眠期に入ると表面が枯れたようになりますが、それは枯れたわけではありません。それ自体の身体のなかで次の個体を育てています。
夏が終わるころになると中から新たな個体が生育してきます。これを毎年に繰り返しながら成長していきます。この一連を脱皮するなどで表現されています。
広範囲な多肉植物のなかで、このリトープスの仲間のすべてについては説明しがたいことが多くありますが、決して育てるのが難しいわけではありません。もしこれを育てる場合には、多くの情報を得ることです。
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