秋の七草
春の訪れを表す春の七草と同じように秋には、秋の七草という言葉があります。
萩(ハギ)、桔梗(キキョウ)、葛(クズ)、藤袴(フジバカマ)、女郎花(オミナエシ)、尾花(オバナ/ススキのこと)、瞿麦(ナデシコ)ですが、現在の小牧市に於いて、それらが実際に身近で見られるかと言えば、ススキもしくは萩ぐらいなものか?と思います。半世紀も前であれば、秋の七草のすべてが身近で見ることができたでしょう。
小牧市内には、市内を通る水路が幾つかあります。以前は、その水路の土手などで自生していたのかも知れません。ここの栽培所の近くには、天然危惧種とされているマメナシの木があります。そこは小牧市の保護地として管理されていますから、これから先も春先に白い花を付ける姿を見ることができます。
それと同じようにこの小牧市内でも以前にごく普通に見られた秋の七草が自生出来得る場所があれば良いのではないでしょうか。
過去にさかのぼりますが、半世紀前までは生け花を習う人が多くいました。その生け花の花材として秋の七草も使われていました。それは、身近にある植物の様をいかに活かし表現するかにあったと思います。
季節を表す植物、それらは伝承されてきた多くの伝統文化のなかでも用いられてもきました。楚々として生きる植生の様子を伺える場所が、この小牧市内に設けらればいいなと思います。
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