植物の生長を促す雨

植物にとっての雨、サボテンにとっての雨

Last Updated: 2023年10月1日By

久しぶりに雨がたっぷりと降った。植物にとって雨とはなんだろう?人にとっては、雨が降れば傘をさして歩かなくてはいけない、靴が濡れる、洗濯物が乾かないなど少し困ったりする。
これを植物側から考えた場合には、日常に降る雨は生きていくうえで大切かつ重要な役割を担っている。
よく植物にとって生育する際に必要な三大要素として窒素、リン酸、カリとされている。
この中でもっとも必要ではないかと思うのは窒素だと思う。大気中にはかなりの窒素があるとされている。雨が大気を通って地表に降り注ぐということは、大気中のごく微量とも呼べる窒素を含んで地中に浸透する。このことで植物にとって欠かせない三大要素のひとつとされている窒素を補える。雨水と水道水は、同じ水でも役割が違う。ここではサボテンを全部ではないが雨ざらしにして管理している。
もちろん栽培をしているから温室は備わっているが、雨が降るときには滑車などがあればその上に乗せれれば雨ざらしにした方がいいのでは考えている。よくサボテンは水が要らないと思っている人が多いと思う。実際には年間を通してなら普通の草花と同様なぐらいに水を与えている。そのことに関しては別の個所で記載します。また、雨が降ると面白いことに草の種が発芽しやすくなり生い茂る。サボテンの種を蒔くと時期は、六月中旬ぐらい。もちろん温室内で種蒔きをするが、雨が二、三日続くような湿度が高いときがいいとされている。
個人の考えでは、雨の音が微妙に振動をおこしているかがいいのではと思っている。
温室栽培で、ちょっと可笑しなことにクラシックを流すと生育がいいとか…という話を聞いたことがあるから。
また、地表でも草の種も空から降る雨に振動によっていっせいに発芽するのではと思ったりする。
サボテンが自生するアメリカのテキサスで生育するサボテンの発芽は、ある研究者が落雷があったりした後に発芽をするのではという見解もあったりする。一粒のほんとうに小さな種、人にとっては微妙という世界が種にとっては発芽できる支えになっているのかも知れない。
今、考えていること、それはもっと雨を利用すした栽培を可能にすること。
この時代は、先代の人達がサボテンを初めて取り組んだ時代に比べて農業資材、肥料、薬品などは直ぐに取り寄せることができて便利な時代だと思う。それに甘んじて栽培をすることは恥ではないが、今一度植物にとって何が自然の営みとして必要なのかを考えてみたい。

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