生産者 失敗談義
オリエンタルフラワーでは、サボテンとか多肉植物を生産してしています。すなわち生産者です
皆さんは、園芸などの生産者のプロは失敗をしないで上手く育てていると思うでしょう。それが違ったりもします。
たいていの生産者は大きな失敗を何度もしていると思います。
その失敗を金額に直せば意外と高額になるかも知れません。じゃあどういうときに失敗をすのか?
自分の経験から記載します。
サボテンの栽培には以前から発酵鶏糞とか発酵牛糞を砂と混ぜて植え替え用の土作りをします。
この際に発酵が十分でなかったときに植え込んだ根の発根が極端に悪くなります。
そうなると全部を捨てるか根とを切り落として再発根させることとなります。それが100本とか1,000ならまだいいですが温室全部となれば溜息が出ます。肥料焼けの失敗です。これはサボテンの生産者が一度は経験してるんじゃないかな。
他には遮光による日焼け、冬場の低温による凍傷、時期を間違えての挿し木、種を蒔く際の時期、保水性を過剰に土に混ぜた失敗などと自分のこれまでの失敗話しだけでも30分は語れる。ここに他の園芸に携わる生産者が参加すれば、夜の7時から夕食を交えた失敗談義をすれば夜の10時ぐらいまでは会話が尽きないと思う。
もしその内容を公開したら一般の人は驚いたり笑ったりすると思う。
栽培のプロになる条件は、失敗をどれだけ経験したかではないだろうか?
ただ、その失敗を糧にして再度取り組み続ける。上手くなることは失敗をした経験を活かしそれを繰り返さないという消去法みたいなもの。
皆さんも植物を育てる上で一度とか二度の失敗で諦めてダメ。それが何故なのかを知ることが大切。
端的に言えば失敗の数の多さは、植物栽培の上手さへの手引きかも知れないです。
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